MySQLのAmazon RDSおよびGoogle Cloud SQLへの移行:大規模プロジェクトからの実戦経験

MySQL tutorial - IT technology blog
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背景:自前運用のMySQLから卒業するタイミングとは?

VPS上でMySQLを自前で構築するのは一見コストを抑えられるように思えますが、データベースが50GBを超え始めると、運用が「息苦しく」なってきます。筆者も以前、EC2上のMySQLクラスターでディスクI/Oのボトルネックが98%に達し、徹夜したことがあります。その際、ウェブアプリケーションはほぼ停止状態になり、手動でのレプリケーションスクリプトの対応に追われました。自前運用は時間がかかるだけでなく、ハードウェアトラブルが発生した際のデータ紛失リスクも非常に高くなります。

Amazon RDSGoogle Cloud SQLのようなマネージドデータベースサービスは、これらの問題を根本的に解決します。クラウドへ移行することで、以下のようなメリットが得られます:

  • 運用の自動化: 定期的な自動バックアップやOSのパッチ適用(OS patching)が自動化されます。
  • 高可用性(HA): Multi-AZ設定により、1つのゾーンで障害が発生しても60秒以内にシステムが自動復旧します。
  • 柔軟なスケーリング: 数分で2 vCPUから16 vCPUへアップグレードが可能で、サーバーを再構築する必要はありません。

しかし、数百GBものデータをサービスを停止させずに移行するのは容易ではありません。ここでは、多くの移行プロジェクトを通じて得た実戦的な経験に基づくノウハウを紹介します。

環境準備:ネットワークチェックを怠るべからず

最もよくある失敗は、個人のPCからWi-Fi経由で直接移行コマンドを実行することです。ネットワークが1秒でも不安定になれば、3時間かけたデータエクスポート(dump)が台無しになります。必ず移行先データベースと同じリージョン(Region)にある踏み台サーバー(Jump Server)(EC2やCompute Engine)を使用して作業を行ってください。

1. 必要なツールのインストール

中間サーバー上のmysqldumpのバージョンが、現在のデータベースのバージョンと同じか、それ以上であることを確認してください。Ubuntuでは、以下のコマンドで素早くインストールできます:

sudo apt update && sudo apt install mysql-client -y

2. ネットワーク接続の疎通確認(Networking)

「Connection Timeout」エラーは、初回移行テストの失敗原因の80%を占めます。

  • AWS RDS:

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